あたりまえのことだった。

大好きで大好きでたまらないLUNKHEADのライブに行ってきた。


LUNKHEADというバンドは、デビューの頃から大好きでCDは全部持っているという稀有なバンドだったりする。そんな彼らのワンマンは初めてのことだったので(対バンはあるけど)、わくわくしっぱなし。夢が現実になる、みたいなふわふわ感。


はじめから今回は前にいかず、全体を見渡せるところからライブを見よう、と決めていた。なぜかはわからない、でも、今になって思うとボーカルの小高さんの伝えたい想いを、ドラムの龍さんの先を見据える感じを、ベースの合田さんのいでたちを、ギターの壮さんの躍動感を見たかったのかもしれない。


彼らは知ってか知らずか、今の自分に必要なタイムリーの言葉を投げかける。ここであたしは人目もはばからず、ライブ中なのに号泣した。


多分僕らはいつも考えすぎて 
息の仕方さえ時々わからなくなっちまう
たまには意味もなく汗をかいていようぜ
泣いたり笑ったり叫んだりしようぜ
(HEARTBEATER/LUNKHEAD)

なんか、自分だけじゃないんだって思った。自分、息の仕方わからなくなるときあるけど、今この瞬間、ランクヘッドのライブで汗をかいて泣いたり笑ったりすればいいんだって、本当に、本当に心の底から思った。


伝えられるコトバは、いつだって些細。ごくごく単純な当たり前のコトバたちが循環して、ひしめきあって心から伝えたい文章に変わる。ランクヘッドはそんなことを教えてくれる。他にも素敵なコトバがたくさんで、踊りたくって仕方なかった。



悲しかったら、泣けばいい。
楽しかったら、笑えばいい。
全部全部、当たり前のことだった。
そう思えたら、想いがすぅっと昇華された。