カレカノ。
勉強だけが、全てじゃないって思うんですよ。前に「彼氏彼女の事情」であったよ、主人公の雪野が「あたし勉強ばっかりやってた」みたいな台詞が。みんながみんな、一芸に秀でているにも関わらず頭がよければオールOKって思ってた自分を恥ずかしいと思うシーン。
自分も、変に枠の中で囲ってしまってたような気がして。
それこそまさに中2の感性。あぁ恥ずかしい;その枠を見事にとっぱらってくれたのが今の大事な人です。バカみたいに自分基準のヒエラルキーを作っていたのです。この世界は、誰もがフラット。ぼくらはみんな、生きている。だから、くっついたり離れたり、くっついたり離れたりを繰りかえすんだろうね、人間ってーのは。
よく、自分は最低ランクの人間だって思うんですよ。すっごく昔に付き合っていた先輩は、今はAVのメーカーなんぞに勤めている。2週間で終わった付き合いもある。幼稚園生のようなおままごともあったよ。その度に人の心に傷をつけ、自制心が効かなくって鬱状態が進行する。高校の時からどのくらい進んだんだろう。客観することもできるようになったけど、それでもふとした時によぎる、いつだかの苦しい思い出、消し去りたい過去。でも消えない。ずっと背負って生きている。
今、自分の右薬指には指輪がはまっている。生まれて初めておそろいでモノを買った。それから1ヶ月すぎた。冷えることなく、ぬくもりがある。大事な片割れは、遠くに、でも近くにいるし、ある。
ヒエラルキーではなく、フラットの中から探してくれた人。同じ目線、同じ考え、手を取り合えば無限大。ということで、付き合ってる人がいます。おバカな人です。でも勉強だけが、全てじゃないって思うんですよ。だってカルボナーラのソースを作ったり、ピザを小麦粉から練って作ったりするんだから。5ヶ月目でようやく宣言できた。これはもう、どう転がっても消せない現実。
- 作者: 津田雅美
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