もうちょいいける気がする

韓国から帰ってきた。母と姉とあたし。家族旅行っていうのがすごく久しぶりで、なんか変な感じがした。おせっかいな母と、ふてくされる姉。あたしはやっぱり抜けていて、甘えまくってた。でもそれでいいんだと思う。それが末っ子の特権だと、いまさらながらにそう思う。


韓国は思ってたほど寒くはなくて。1月下旬くらいのすごい寒い真冬日みたいな感じ。チャングムの舞台を訪れるオプショナルツアーに行ったり、あかすりエステを体験してみたり、ホテルではNHKBSが映ってたもしたのでちゃんと毎朝「ちりとてちん」を観ながら準備してたw貴重な4日間ではあった、とは思う。


でも、どこか空虚で。なんか、自分、出せてない気がした。家にいると、寡黙になる。場の空気を読んで、静かになる。そんなことが結構多かったような気がする。遠慮っていうかなんていうか。一歩引いて二人を立てていたところはある。寝る前は過去に受信したメールばかり読んでいた。


逢いたい。


と自然に思った。昨日までいた韓国はケータイの電波が入らないから家族以外に知ってる人がいない。でも、逢いたくて逢いたくて仕方がなくて。「手をつなぎたい」とか「笑顔が見たい」とか「頭を撫でてほしい」とか「ぎゅーっと抱きしめてほしい」っていう好きなら自然と湧き出る感情が全身に広がってた。おかしいのかな、こんなことにいまさら気づく。


ごくごく自然に振舞っていた行為は、実は自然ではなくて偶然の産物だ、と思う。どこかで言いまわされている古いフレーズだけど、あたしという人間は昔持っていた青い感情はどこかに失くしかけていたところがある。物理的な距離からふと振り返る郷愁、その想いは本当の想いなんだと身に沁みた4日間ではあった。まだこんな青い感情、持っていたのか。人間って変わらない。


人間って変わらない。変わらないから夢を見る。

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戻ってくる感じ。音楽性がそこらへんにいるインディーズみたいで好き。今の自分は、昔のあなた。そういうところで、めぐり合って交わる。

「フリーペーパー」メディアの現状と課題

書ける気がする。書きたい。