隠す美徳。

大なり小なり、誰だって「秘密」っていうのがあると私は思っている。人から見た「秘密」は自分にしては「普通」だったりもするんだけど。要は価値観の違いなだけなんですけど。

私にも秘密がある。これは「秘密」って意識をしているから秘密として成立している。

秘密をさらけ出すつもりは更々ない。出してしまったら偽りの自分になってしまうこと、知っているんだ。それが辛くて、隠した。そうして私の「秘密」は成立した。


秘密と上手く付き合えることができれば、世界は180度変わっていたのかもしれない。世の中には私が抱える秘密とも付き合えている人がたくさんいることも知っているし。でも私はそんな人がとてつもなく可哀想だと思うのです。私は、二度と可哀想な人間にはなりたくなかったのです。


ひけらかすんじゃない。隠す。そんな生き方に美徳を感じて、隠す日々。