口許に広がるアイシーン

髪の毛が少しだけハイライトの時代があった。色んな意味で忘れられない時代だ。ひとりでこうしてブログを書いているときに似ている。私の心は淋しかったけど、髪の毛が少しだけハイライトになったから、私の心はつられて「寂しく」なった時。

息を吸う。
息を吐く。
広がるマボロシの陽炎。

手元にはアイシーン、そんなことを、思い出して。なんだか自分は、とても不毛なことをしているんじゃないだろうか、不安に苛まれてしまった。いかなる事情を「大事」だという一言でかなぐり捨てることをしてもいいのか。身の回りにある大事なものたちを思い出しては、バランスを考えて、アイシーンに塗れた。

蓮っ葉になりきれない、ただの蓮。それがとても、かっこわるい。

ジブンデモ本心ハ、ワカラナイ。