スムルースについての考察。

昨日のスムルースのインストアライブ@新宿タワレコでものすごく感動して、思うことがあったので。デビュー時から知ってるので、もう10年くらいになると思うけど、今のスムルースが一番好きっていうのに気がついてしまったので、忘れないように刻みたいと思い。

スムルースというバンドは「帰り道ジェット」という曲でメジャーデビューして

うちにかえろう ちいさなあかりをともすあいのうた 
こころやすめて あなたがわらえばしあわせなのです 
こんやはとくにゆめのよう こんやはとくにゆめのよう

って歌っていて、学校から家への帰り道がこの歌によってすごくすごく明るくなった。「帰る家」のあたたかさと、毎日のありがたみについて歌った、心の芯からあたたまる歌なんです。

好きなのに好きなのに、何故かライブに行くことはなかったスムルース。CDを買って、聴いて、満足して。日々の生活に溶け込んであったかく明るくしてくれて、それでもう十分だったスムルース。でも昨年からポツポツと生で体感する機会が増えてきて、どんどんどんどん、その良さを実感するのです。そんな中の、昨日のライブ。

新しいアルバム「Beautiful Days」のためのインストアなのに、私が一番感動してしまったのは前のアルバムに収録されている「体感幸福論」という曲で。この曲の最後で

まいおちてくる安心感 はやくおうちにかえろう


って歌っているんです。CDで聴いているのと生で聴くのはやっぱりちがくて。体感幸福論はたいせつなパートナーについて歌った曲(だと私は思っている)で、同じ「うちにかえろう」でも、時を経てたいせつな人ができて、その幸せについて語っちゃうような、でも同じように日々の生活に馴染んでしまうように成長というか、進化したんだなぁって実感したのでありました。

往々にしてよくあることですが、今の曲より昔の曲の方が好きだったってことがあるじゃないですか。スムルースに関してはそれが全くなくて、今が一番好きなのです。それを昨日のインストアのあとの握手会でご本人たちに伝えることができて大満足なのでありました。

ちなみに今スムルースはこのアルバムを引っさげてツアー中なのだが、今回も私は不参加です。ことごとくタイミングが合わない!でもそんな、すれ違いさえも楽しんで、行く末をともにしたいと思えるバンド、それがスムルース