ほろ苦い僕

ってどんなんなんだろう。(フジファブリック『TEENAGER』より)


来週であたしの大好きな朝ドラ『ちりとてちん』が最終回を迎える。録画してまで見てたのに、残念だ。主人公の貫地谷しほりこと徒然亭若狭は福井の若狭塗り箸職人の娘っていう設定なんだけど、その中で言ってる。


今まで積んできた経験っていうのはキレイな模様となってその人に浮かびあがってくる。それは、塗り箸とおんなじや。(ちょっと違うかも)



あたしは4年間、メディアについて勉強をして、書店のアルバイトをし、時にはフリーペーパーを作ったり、色んな広告をメディアの視点から見てみたり、地元の友達と遊んだり、ゼミのみんなと遊んだり、一人で音楽を聴いたり、あてもなく歩いてみたり、慣れない山手線に乗ったり、小田急沿線で遊んだり、語ったり、眺めたり、飲んだり、研究したり、泣いたり、笑ったり。 それらはちゃんと模様になって浮かんでいるんだなぁ、と思う。だから今の職に就けるし、これからもそういう観点をもとにして『あたし』が形成されていくのだろうと思う。絶対、ていうわけではないけれど。


自ら望んで制作してるものがある。卒業制作。犠牲にしてることたくさんあるけど、でも『これ』が一番大事だった。それが模様。