きらめく、すたれる。

大学の学祭に行ってきた。後輩のパフォーマンス見たさに。そしてまた恩師に会いに。そしてりんご飴を買いに2時間の道のり。

この前も思ったのだが、この半年余りで小田急沿線の開発が進んでいる。コーポレートマークの一新に伴い駅の看板、車両の塗装の改装。ロマンスカーの新型が目の前を横切り、新しいオダキューOXであたたかいお茶を買った。さっき10000円をチャージしたばっかだったから、パスモで支払い。私の小さなユビキタス


大学の最寄り駅に到着。『街は変わる』と私はうーんと昔に言葉にして残したことがある。拓ける視界。人の流れの変化。「ダイエー前の宝くじ売場はいつなくなったんだろう?」「あんな怪しげな中国物産店あったっけ?」という浦島太郎な会話をしつつ、大学到着。5日ぶりですが(笑)

後輩のパフォーマンス観賞。Perfumeをコピーして踊ってた。自発的に写真撮影。10倍ズームのフレーム越しに四苦八苦しながらも口角が上がっている彼女。「若さ」という言葉では片付けられない姿を見て、カメラ越しに私は頬を緩めた。


『学生』っていう生き物は容れものは変わらず、普遍的にいるものだ。「私は学生ではない」という気持ちひとつだけで『学生』という容れものから外れてしまう。逆を言えば、気持ちひとつで何にでもなれる。そこまで楽観主義者ではないが。

容れものは変わらず、新しいものがふってはわいて、煌めいたり、廃れたりする。流れのなかで一瞬、しかしいつしか同化する。同化している。街は変わるし、学生は変わるし、私も変わる。でもそれが当たり前。空気のように当たり前で些細なことには気が付かず、ある一瞬で思い知る。

人生って、そういうものなのかもしれない。