追っかけ魂

きっと。この思いも風化して記憶の果てに忘れ去られてしまうのだろう。たくさん泣くことがなくなってしまったから『寂しい』思いをすることがなくなってしまった。自分を押し殺していれば、世の中うまく回ると信じていたから。

今になっても踵をかえしてふと探す。感性の欠片、レンズ越しの情景。ダーティになりきれない人がいて、ろくでもなかったけど好きだった。

人間て本当に不思議だ。嫌悪感の塊だったのに、こんな風に振り返ることができるなんてね。ごめんなさい、×××さん。