翳りの星

灯りをなぞって歩く帰り道、横から吹く風の冷たさは、馴染んだ頃にはあたたかく。またひとつ、季節のうつろいを知ります。

年をひとつ重ねるごとに、夢という名の憧れは分岐していきます。分かれ道というより離れ道。思い描く情景は、似ている様で実は描く手法が違っている気がする。水彩画を描こうとしたら、油絵になっていた、みたいな。通ずるものだけと、結構違う。環境がそうさせているのかな?気がついたら営業トークができていた。見積りもなんら問題なく出せている。

直に訪れる春の前に、話ひとつ驚きひとつ。これから進むべき道がひとつ決まり『私』という営業の特性がまたひとつ決まる。燻っている自分は、翳りながらも光らなければ。ひとつひとつが正念場で、場数を踏んではじめて輝く星になる。と、思った。