言葉の果てに、必ずヘルマンが訪れる。

昔、ダイノジの大谷さんが日記上で教えてくれたことがありました。すんごくぼんやりとなんだけど、自分が好きなバンドや芸人のライブが見れることはとても幸せなことだと。そのバンドが解散してしまったら、もう二度と、一生、そのバンドのライブは見れなくなってしまうのだから、見れるうちに見に行っといた方が絶対いい!というもの。

私はこの25年、四半世紀で「このバンドは絶対にライブで見るべきだった!」と思える、解散してしまったバンドが2ついる。
ひとつは、世界で一番大好きなバンド、Crash in Antwarp。
そしてもうひとつは、Hermann,H &The Pacemakersだ。
そのヘルマンが、一夜限りの復活をする。来年の2月、場所は恵比寿。行かない理由が見つからない。晩ご飯もそっちのけで先行チケットを申し込んだ。あとは私がセブンイレブンで払い忘れなければ、確実に、彼らに逢える。彼らの音楽に逢えるんだと思うと、興奮が止まらなくって、こうしてブログを書いている。

Viewsicでリコメンドされていた「言葉の果てに雨が降る」を観て、聴いて、すごく胸が締め付けられた。こんなに悠然で、勇気づけられる曲がこの世にあることを知って、そこからヘルマンのファンになった。「東京湾」の疾走感や「ROCK IT NOW!」のかっこよさ、「アクション」における巧みな詞の世界。当時私は幼かった(とはいえ高校生だったと思うけど)から、ずーーーっとCD聴いていた。Hermann.H&The Pacemakersという存在に憧れていた。そしたら平床さんが脱退して「Fireworks」、まさに花火の様に散ってしまった儚くも強いバンドだったと思う。

なんだかもう、夢みたいだ。
もう二度と見れないと思っていた、イメージしていた情景を、この眼に焼き付けることができるんだ。どんな風に音を鳴らすんだろう。岡本さんは生だとどんな歌声なんだろう。ウルフの踊りはキレがあるのかな?溝田さんのキーボード、響き渡って欲しい。一体全体、どんな一夜になるのだろう。今から楽しみで仕方ない。

だから、このブログを読んだあなたもリンクして貼ってある「言葉の果てに雨が降る」をどうか、どうか聴いて。その言葉の先に、本物のHermann.H&The Pacemakersにひとりでも逢いにいって欲しい。観て欲しい。彼らの魅力を、知って欲しい。

だって、いまでも私の中では、彼らはキラキラ輝いているから。
格好よくって、仕方ない。