まるで夢物語のよう。

昨日は、先日の日記でも紹介したように待ちに待った、恋に焦がれたHermann H.&ThePacemakersの一夜限りの復活ライブ@恵比寿リキッドルームでした。勿論絶対ぬげないスニーカーで。丸一日経過しましたが未だ余韻さめやらず、今日もヘルマンを聴いてご機嫌でした。

ずーっとずっとCDで聴いていた憧れのアーティストが目の前にいて、解散休止から7年というヘルマンに対する想いをあの場ですべて昇華させるような。すごい熱気。溢れ出す歓喜。動き出す時間。「夢中」というコトバが本当に似合う、本当、夢の中にいるようだった。

改めてヘルマンの曲を聴くと、本当に明るくて、奮い立たせてくれるんです。「昨日の嫌なことなんて忘れて、今を楽しんで前を向いていこうぜ!」っていうのがあらゆる所に散りばめられていて、あぁそういう音楽ってヘルマン以外にあり得ないんだなって感じた。そういう音楽って、今どこにもなくて、ヘルマンでしか表現できないものなんだと思えた。だからすごく懐かしくても新鮮で、新しい風が吹いているようだった。ウルフというポジションはウルフにしかできないし、溝田さんがヘルマンをまた深く彩ってゆく。曲はとやかく言う筋合なんてないんだけど、初期の曲が本当に多かった。ヘルマンの原石、ピカピカに磨かれていて、輝いていた。

そして、最後の最後にヘルマンを脱退した平床さん登場。会場中の誰しもが待ち望んでいて、誰しも予想していなかった展開に場が震えた。衝撃。興奮の最高潮で鳴らす彼らの音楽は本当に本当に素晴らしかった。岡本さんと平床さんの化学反応によってヘルマンの音楽は生まれたから、あの1曲が、本当にヘルマンが復活した瞬間のように思えた。

やっぱりHermann H.&ThePacemakersというバンドは希有な存在で、私はヘルマンの音楽に出逢えてよかったなぁって思った。本当に輝いていた。だからこれからどうなっても、見失うことなく、彼らの音楽を愛していける、そう刻まれた一夜でした。拙い感想を読んでいただきありがとうございました。もっと素晴らしさを伝えたかったんですが、これが私の精一杯のようです。

よかったら聴いてあげてください。