意志と表象としての「安高拓郎の」世界

mixiにも書いたのですが、書き足りません。加筆修正バージョンです。
ですがあんまり、「意志と表象としての世界」には絡んでません;

3月1日付で、椿屋四重奏安高拓郎さん(G)が脱退した。三重奏から本当の四重奏になってから実に4年、あまりにも突然の発表は安高さんがそれ以前にいた私の中の史上最強バンドCrash in Antwarpのときと重なってしまった。あのときもあまりにも突然で、PCの画面越しに泣いたんだ。


捨て切れなかったんじゃないかなぁと思って。


安高拓郎という人は「椿屋四重奏」として生きるのではなく、「Crash in Antwarp」というバンドを捨て切れなかったんじゃないのかなぁ、と思ってしまうのだ、私には。勿論、Crash in Antwarpは二度と復活することはないだろう。でも、椿屋四重奏として生きることができなかったということは、やはりあの頃の感性の欠片を捨て切れなかったんじゃないのかと思ってしまうのだ。

私は、椿屋に安高さんが加入してから、椿屋のCDを1枚も買っていない。それは、ただただ怖かったのだ。椿屋四重奏に馴染んでいって、Crash in Antwarpの面影がなくなってしまう姿を現実として受けれたくなかったんだ。こんな事態になってようやくわかった、Crash in Antwarpのことが本当に好きだったから、無意識に拒んでいたんだ。 安高さんは椿屋のことを好きでいるの、尊敬しているの、知ってたよ。でも、幼い私は実は結構辛かったりもしたよ。Crash in Antwarpが偉大すぎて、ダメだった。


こんなこというの、私の勝手な意見だし、真相なんて当事者同士にしかわからない。解散してもう6年?相当な月日を隔てているのに、どうして1日も忘れることができないのだろう。あんなに激しくも儚い曲たちを、忘れることなんてできるものか。私にできることは、この世にはCrash in Antwarpという素晴らしいバンドがいたことを伝え続けることしかできないんだから、私は言葉で伝え続けよう。世界中の人に、認めて欲しいよ。

Crash in Antwarpに救われたから、どうしても見放さずにはいられない。
安高さんに、この歌を。
「素晴らしき道へ さぁ 素晴らしき未知へ♪」

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