あるがまま。

気がついたよ。
思い出したよ。
私は、好きな音楽を伝えることが好きだったんだっていうこと。
なんでこんな大事なことを忘れていたんだろう。
だから思い出したとき、声をあげて泣いてしまったんだ。

自分で勝手にフィルターをかけていた。
さらけ出すことが恥ずかしくて、無理に大人ぶっていた。
でも、そんなことをしなくていいんだ。
「あるがまま」を書くだけで、私は本当の私になることができるんだ。
こんなに、簡単なことだったんだ。

言葉で音楽を伝える。とてもとても難しいこと。でも、心が揺さぶられる瞬間があるんだ。こんなに素晴らしいことはない!フジファブリックの記事で、思い出した。「伝わる」ことによって、確かに心が動くこと。同時に、気がついた。私は、ずっとこの感覚を忘れていたんだっていうこと。

いつか感じていた焦燥感も、この感覚が鈍化していたからだったんだ。自分はなんで書き続けるの?書くことで何を見出したいの?ワケのわからない自問自答は続くよ。そりゃそうだ、「地面自体不安定だ」と自由人は教えてくれて、「心なんて一生不安だ」とシロップ16gは歌っていた。不安定だから、安定がある。不安定だったから、衝動が計り知れない。そう思うと、なんだかもう、暗い暗い迷路でさえも愛すべき存在に変わるんだ。これが「あるがまま」っていうことなのか?わかんない!でも私は今感動している!!

音楽がいつも近くにあった。音楽がいつも教えてくれた。そして言葉が気づかせてくれた。この世界の原理を。

あるがまま、が一番素敵になる方法だったんだ。