恋のカウントダウン

8月1日から「恋のカウントダウン」というのをしている。ひとりで、勝手に。一日一日なぞってみると「一日」という一日は意識しないとあっという間に過ぎていって、それを私は3年という月日を重ねていたのかぁ、気づかされる。

線香花火のようなんです。その様を愛でて慈しんで、眺めている。でも花火には「終わり」があるよね。その終わりのことを思うと、なんだかこう、いたたまれない。ぶっちゃけ泣きそうになるのを堪えている。

「ごめんなさい」と、何回言わせてしまったんだろう。私が決めた約束がなければ、こんなに謝られることもなかったんだろう。ただただ気づかないフリをしていればよかったのに、よかったのに、フリがもう限界だった。それでもヒールになりきれない私は、なんなんだ。情にもつれて、うまく伝えられない。余計なことを言って傷をつけることもできず(そもそも本当は傷つけたくないし)、それが一層、苦しめさせているようで申し訳ないと切に思う。ストレートに言って傷をつけたほうがいいのか、曖昧な言葉で逃げて傷をつけないほうがいいのか。どっちがいいのか誰もわからない。

でもどうしようもないしね。気づかないでいることは、ある種幸せな毎日だったかもしれないけれど、それは本当の「幸せ」じゃないことに気づいてしまったら、その毎日は仮面の毎日だ。私はそんな毎日を変えたかったのだ、できることなら「彼」と一緒に。彼が変わらなきゃ、始まらないんだ、幸せと思う毎日。

だから彼が変わらなければ、恋のカウントダウンは終わってしまう。
彼が変わることができれば、恋のカウントダウンは止まる。
賭けている。私の人生を懸けて、賭けている。

恋のカウントダウンはあと11日。